キミに好きって言えなくて。
「なにやってんの?」
幸せな気持ちに浸っていると、教室の入口の扉に腕を組んでもたれかかっている綾瀬がいた
「あっ!いや、これはなんて言うか…」
まずい…。
自分の机に座られて、中に入ってたノート見られてるなんて怒られちゃう???
そう思ってビクビクしていると、
ふわっと綾瀬の香りがして、からだがあったかくなった。
えっ…?
私の目線の先には綾瀬の綺麗な手。
「どう?こんな感じ?」
そう聞く綾瀬の顔は私の肩の上で、私のほっぺたにくっついてしまうほど近い。
「綾瀬…?」
「どう?キュンキュンしてんの?」
耳元で聞こえる低く少しセクシーな声に胸がドキドキしてしょうがない。