キミに好きって言えなくて。
もー。だから、カッコよすぎるんだって。
私は綾瀬の目線に耐えられなくなって目をそらした。
私、顔赤くなってない?大丈夫かな?
なんて思ってると、
「ん?反論は?」
とまた上から目線で聞かれたものだから、
「ないですっ!!」
と悔しながら答えた。
すると、フッと笑って
「はい、いい子いい子」
なんて言いながら、私の頭をポンポンと撫でた。
「〜〜っ////」
ズルい…ほんとに。
もー絶対私顔真っ赤だ…。
「おーい!そこのおふたりさん!!
ここ、公共の場なんで、イチャイチャすんのやめてもらってもいいすか〜!!?」
賢也の言葉にまた照れちゃう私とは打って変わって、
「いや、これイチャイチャじゃなくて、
ペットのしつけみたいなもんだし。」
と笑いながら答える綾瀬。