キミに好きって言えなくて。



プレゼントのことを聞く時も、なぜかいつもよりも俺の心臓はドキドキしてて、



俺はコロコロと変わる吉沢の表情から目が離せなかった。



それからの学校生活でも、今までとなにも変わらないはずなのに、

気がつけば吉沢のことばっかり目で追いかけて、


笑った顔や、少し眠そうな顔や、ちょっと辛そうな顔…



色んな表情を見ては、胸の奥がぎゅっと掴まれたように苦しかった



もっと吉沢と一緒に居たい。



そう思うことが増えて、俺は白石さんの誕生日プレゼントを口実に吉沢と買い物に行った




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