キミに好きって言えなくて。
なんて、最初は心配された夏祭りだけど、
会場について、金魚すくいやヨーヨー釣りで遊んだり、たこ焼きやかき氷を食べてるうちに、
いつもの私たちに戻った。
「いや〜やっぱお前だっせぇ〜な
あのヨーヨー釣れないのとか、小学生以下じゃん?」
「はぁ!?でも綾瀬だって、金魚すくいで早々に紙破ってたくせに〜!?」
「それは大物狙いにいったからだろ?
お前みたいに弱いものいじめみたいに姑息なことしねぇからな、俺は。」
なんだかんだ言いながら笑い合う。
これがいつもの私たち。
はしゃいでると時間なんてあっという間で、もう20時前。
もうすぐ花火が打ち上がる。