キミに好きって言えなくて。
花火がよく見えるスポットを見つけたという綾瀬にノコノコついて行ってると、
「うわ〜!あれ、めちゃくちゃ可愛い〜」
私は射的の的として飾られてる可愛いクマのぬいぐるみを見つけた。
「お前、ほんとクマ好きだよな。
テディベアだっけ?中学ん時も誕生日ベアとか言って買ってなかった?」
「そうそう!」
私はクマにも、さらに綾瀬が私のクマ好きを覚えてくれてることにも、テンションが上がった
綾瀬の心の中に私の思い出が残ってるって、本当に嬉しい!
今日は本当にいい日だなぁ。
なんて思ってると、
「じゃ、1発かますか。」
そう言って、射的のおじさんにお金を払って鉄砲を持った綾瀬。