キミに好きって言えなくて。



青春の代表格の運動会だって、特にこれといってキュンとする場面もなく終了。



本当にあの夏はなんだったんだ?



賢也と笑い合う綾瀬を見ながら実は全部夢だったんじゃないかとまで思ってしまう。




目の前に座ってゆっくり小さなお弁当を食べてる希に『どうすればいいの〜』と瞳で訴えると、


私の気持ちも全て知っている希は眉を曲げて困った表情をみせた。



だよね…


綾瀬の気持ちが全く読めなすぎて私はどうするべきなのかが全然見えてこない。




ただの気まぐれなのか…



なんとなくそーゆう気分だったとか…?




いや〜もう分かんない。



お手上げ状態だ。




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