キミに好きって言えなくて。



私がそう言うと、小川先生も頷いている




「女の子はそういうの1番気にするもんね?


綾瀬くん、ちょっとからかいすぎよ〜!!」




先生の言葉に「ごめんって」と少ししゅんとする綾瀬。



なんかちょっといつもと違って可愛い。



たまには素直に謝られるのも悪くないなぁなんて思った



「よし、じゃ、吉沢が起きたし、

昼より元気そうだし、帰るか」




綾瀬の言葉を聞いて、私はベットから起き上がった



ベッドサイドには私の荷物がきちんとまとめられている。




そんな私に気がついて、



「あぁ、それ、希が準備してくれてたぞ。


結構心配してたから、連絡しとけよ」




と綾瀬が言った





希にも心配かけちゃったなぁ。



と思いながら、


私は友だちにすごく恵まれてるなぁとほんわかした気持ちになった



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