キミに好きって言えなくて。
「私ね、広瀬先輩のカッコよくて大人で余裕のある所が好きだったんだけど、
それって結構憧れっぽくてね?
今の賢也に対して感じてる気持ちとはちょっと違うの。
正直、あの海の日、賢也にあんな言葉をかけてもらてるなんて、思ってもみなかった。
というか、普段あんな風に明るくてバカ騒ぎしてる賢也があんなこと考えてるなんて普通思わないじゃない?
だけど、あの言葉ですっごく楽になった。
片思いも悪くなかったなぁって賢也のおかげで思えたし。
その後も、2人になるタイミングがあったら、何かと気にしてくれてね?
それに、落ち込んだ時にあの明るさってすごく助かる。
賢也となら、ずっと一緒に居られるなって。
というより、一緒に居たい。笑いたい。
って思った。
で、そう思った瞬間に賢也のこと好きなんだなぁって。
先輩の時は自分からなんにも出来なくて、
結局なんのアクションもせず終わっちゃったから
今回は絶対後悔したくないって思って頑張って私から遊びに誘ったの。
だけど、いざとなると、今までずっと友だちだったし、そーゆうの陽葵に相談するのもすっごい照れくさくて…
それでこんなに報告が遅くなりました。
ごめんね?」