好きが伝われ
「もう動かないで。これ以上動いたら、おでこよりも下に、するよ?」
恒樹さんの指が私の唇に触れる。
「っ、、はい。」
大人しくしてなくちゃ。
「あー。これもこれでやばいし。早いとこ帰ろっか」
恒樹さんは私を家まで送ってくれた。
「じゃ、また学校でね。」
「…はい。ありがとうございました」
少し顔が赤くなった恒樹さんを見送った。
なんか、、
あんなに自信満々に見えてた恒樹さんにも、
自信がなかったなんて。
いつも余裕そうなのは、我慢したり制御してるからなんだって。
知らなかったけど、知れた。
もしかして、翔太も何か我慢してたりするのかな?
聞いてみたいな、いつか。