好きが伝われ


「これは、毎年あっちの広場で開催されてるいちごのお祭り。

いちごパフェとか、ケーキとか。とにかくいちご使った食べ物が沢山出んの!」


「すごいですね!」

「いちご好き?」

「もちろん!」



私達は、いちごフェスの会場に進んでいく。



前方に人の大群が。

そりゃそうだよね。いちごフェス、お祭りだもん。






「はぐれないように、手繋ご?」

「えっ、、はいっ」



自然に言われすぎて、つい繋いだけど…


手汗かいてない!?…心配



「意外と…小さいね、手が」

「そうですか?」


でも、確かに

こうして恒樹さんの手をよく見ると、明らかに違う大きさ。



翔太の手も結構大きくて、男らしい手だよなぁ。


「何食べよっか」

「大福」


素で答えてしまった…


「うん、わかった
< 123 / 177 >

この作品をシェア

pagetop