好きが伝われ


「うぅ…私もーー!」


思わず翔太をギュッと抱きしめてた。

「痛えよ。ばーか」


だけど離れろとか言われてないし、いいよね。しばらくこのままでも。



好きな人からの『好き』がこんなに嬉しいなんて。



「そ、そういえばっ、恒樹さんっ」


翔太から離れて、携帯で恒樹さんに電話しようとするとメッセージが入ってた。


『今日の作戦成功っ。幸せになろうな、お互いにさ(^^)』


…恒樹さんには、敵わないや。



「帰るか。」

「うん」
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