好きが伝われ



なんやかんや接客してるうちに、午後になった。

午後シフトの人達が帰ってきた。


一度ドアに『封印中』の札をかけて、交代のための時間を取る。

歩夏たちも帰ってきた。


「2人お腹すいてると思って、焼きそば買ってきた!食べて〜」

「やった〜、お腹すいてたんだ。ありがと!」


歩夏に渡された焼きそばの入ったパックを2つ受け取る。

「紫衣ちゃんは翔太と回るの?」

「あ、ううん。実はあいつに言ってないんだけど…」

「え!そうなの!?俺ら見に行けないじゃん、」

「ていう事で、また後ほど〜」


私は教室を後にして、体育館に走る。
急がなくちゃ〜


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