好きが伝われ



そっか、恒樹さんバスケ部だったんだ。


なんか、久しぶりにバスケやりたくなってきちゃったな。



そんなことを考えながら、今日の授業を受けてた。





昼休み、翔太の元にまた現れた天使。


私はネガティブな気持ちになりたくなくて、すぐに教室を出た。

「紫衣、大丈夫?」


歩夏が心配そうに着いてくる。


「え?あ~、まぁまぁかな?大丈夫だけど、ネガティブはよくないじゃん?

だから、教室には居たくなくて…」


「…私、あの先輩に一言言ってくるわ」



歩夏が急に男気を出して、教室に戻ろうとする。


「あぁ!歩夏、そんなことしなくていいよ!神浜さんは天使のような人だよ?

いいじゃん、美男美女、お似合い、だし。」

自分で自分の傷痛めてるよ。

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