俺が女を好きになるはずがない!!
ー放課後ー

(はやく帰って録画してたやつ見なきゃなー)

そんな秀のところに花凛がきた。

「ねえ秀くん、ちょっと来てくれないかな?」

「え!花凛ちゃんじゃん!今日もかわいーね!!」

お調子者の涼太。
涼太とは真反対に不機嫌になる秀。

「なんで?」

ギロッとした目つきで秀は言った。

「なっなんでって、、言いたいことがあって」

クラスの男子全員の視線が2人にあつまる。花凛はスタイルもよく、学校1の美女で、オシャレでメイクもしている。男子の競争率圧倒的ナンバーワンなマドンナだ。

「やだよ、じゃあここで言ってくんね?」

なんともめんどくさそうな秀。
花凛は秀の冷たさには慣れている。いつアピールしてもどんなアピールしてもいつもこんな感じだった。

「わかったよ、ここで、、言うよ。」

「うん、で?」

マドンナに対し冷たい秀の態度に、男子は若干怒っていた。

「わっわたし、秀くんが好きです。もっもしよければ、、つきあっ、、!」

「むり。」


クラスが静まり返る。



「え、、」

「帰るわ、じゃな」

「え!ちょっ!まっ!」

そして秀は帰った。
男子の怒りは最高潮に達した。

「はーーー!!?!??なにあいつ!?」
「いやあれはありえねえ!!」
「あとで殴ってやるか!?花凛ちゃんのこと降るなんて神経おかしいって!!」




花凛の目が潤んでいく。そして涙が頬を伝う。



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