いつか君の笑顔が戻りますように
「あのさ。」
その時に何故かあたしはドキッとした。。

「ん?」

聖君の目を見ると
真剣にあたしを見てた。

「結雨ちゃんてなんで悲しそうなの?」
「…なんでって。」

心の中をわかってるのかと思った。
「俺、笑顔にいつもさせたい。なんかあったらそばにすぐ、来るから。」

「…。」
車を降りて
聖君はあたしに
ニッコリして手を振ってきた。

あたしも手を振り返した。
振り返ると車を見えなくなるまで目で追っていた。


帰り道うちまで歩きながら
あたしって。そんな笑ってないのかなって
改めて思った。

それから1ヶ月経とうとしてた。
聖君からもあたしからも連絡することなく。
あたしはずっと考えてた。

< 14 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop