いつか君の笑顔が戻りますように

「店閉めるよォ！」
って
店の人に言われて
「待ってて…」
っていって帰り支度をしてお母さんに電話した。
聖君が来たから話してから帰るって。


聖君ゎ車の中にいた。

助手席に座ると
低い声であたしに言ってきた。

「アイツ誰。」
「ずっと昔の彼氏」
「なんでいんの？」
「あたしの友達がここ教えたみたいで。」
「用はなんだったの。」
「また…より戻してって。」
「なんて言ったの。」
「あたし今彼氏いて大切なんだって。」

「結雨ってさ。モテるの。」
「モテたことないけど。」
「何？そのふてぶてしい話し方」
「べっ別に。」
「イズミちゃんが前にプリクラ見た時に話してた。結雨モテるからって。」
「モテたことないもん。」
「腹たった。」
「ごめんね。でも結雨も来るなんて知らなかったしもぉかなりむかーしの話だし。」

「ふーん」
もぉなんなの？
ふてぶてしいのは(泣)


「あのさ？今日どした？」
「心配だからきた。」
「あっありがとう（笑）」
「怪我見せてみな？」

一気に優しくなった。
「ズボンがこっからめくれないから見せれないかも」

「見れるとこ行く?!」
「ぇ？」
「何困ってんの?!」

ホテルについて
怪我した所を見せた
アザにもなってまだ痛々しい。

大丈夫?!って優しく聞く聖君に
大丈夫だよって答えた。
「聖君さ。」
「もぉさぁ君付けるの辞めなよ。」
「だって。」

その日またあたし達は抱き合った。

聖に抱かれると安心した。