いつか君の笑顔が戻りますように
「起きた!?」
「ごめん 寝ちゃった。」

「結雨の寝顔見ちゃった(笑)」
「最悪。」
「可愛かったぁ(笑)」
「ヨダレ垂らしてなくてよかったァ(笑)」
なんて会話してたら
後ろの2人が起きたから
チェックインして
部屋に荷物置いて
スノボーやるのに皆で出掛けた。


何回かやったことあるあたしは
滑れたし楽しめた。

でも。
後半
転んで肩を強打した。

うずくまってると聖が
「結雨!?大丈夫!?」
って肩を抑えてるあたしに必死に呼びかけてきた。

「大丈夫だけど肩が。」
「動ける!?」
「肩だけだから大丈夫。」
とりあえず部屋に戻って

「肩見せてみ!?」
って言われて
肩を見せた。

肩は真っ赤に熱をもってパンパンに腫れてた。
「湿布」
「ん?」
「とりあえず湿布買いに行こ!?」

そう言うと2人にメール送って返事くるのを待って
湿布買いに行った。
大丈夫!?大丈夫!?って、ずっと薬局探してくれて
やっと見つけてくれて湿布買って部屋で手当してくれた。


案の定
あたしゎ滑れないから
聖にあたし部屋にいるから滑っといで!?って言うと俺もいる!って
何しに来たんだか。
スノボーしにきたのに怪我してほんと聖にずっと謝ってた。

湿布もすごい熱もってるからすぐ乾いちゃって何枚も取り替えてくれた。

最悪なスノボーも終わって
帰り道
咳が止まらないあたしに恵が
結雨喘息じゃない?ってメプチンを貸してくれた。楽になるよって。

呼吸も治まって
友達の最寄り駅に友達を下ろすのと同時に休憩する事に。

あたしと恵が2人で楽しそうに騒いでると
聖があたし達を見ながら言った。

「結雨達の中には入れないな」って。
仲良すぎて
入る隙間がないって。
中学からバカやるのもいつも一緒だったからなぁ。
仲良いね!ほんと。って。
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