いつか君の笑顔が戻りますように

イライラするから
外に出掛けた。

車に乗って
宛もなく車走らせてた。

メールの音が何度もなったけど
無視してた。
きっとたっちんか
聖だろうって。

何度も何度も。

ファミレスの駐車場にとまって
着信の電話がなるから
見たら 聖だった。

「どこにいんの?」
「何？」

タバコ吸いすぎて咳が酷くなった。

この前恵に言われて病院行った時に
喘息だと言われた。
タバコも辞めるように言われた。

ゴホッゴホッ。

「お前どこにいんの？」
「じゃあ聖はあたしに会うと言いながら
誰にあってたの。」

少しの間があってから聖は答えた。

「会社の女。」
ゴホッゴホッゴホッ。

「聖もさ。やぱほかの男と同じだよね。」

「お前タバコタバコ吸いすぎじゃね！？」
「否定しないんだ。」
「会って話すから。」

やばっ。
呼吸がしにくいかも。
薬置いてきちゃったしな。

とりあえずエンジン切った。
「お前どこにいんの！？」
「ファ…」
薬欲しい。

しばらくすると
窓叩く音がした。
聖だった。