いつか君の笑顔が戻りますように
約束かぁ。

いつも元カレとか
約束あんま守られた気がしない。
友達優先にされたり。
二股かけたられたり

泣かされたり
嘘つかれたり
そのくせもっかい信じてとか
都合いいし。

大晦日。
あたしは約束したし行くことにした。
お父さんとお母さんにお守り買ってくるんだ。

ちょっと遠い有名な所で
明日はきっと人がたくさんだろうなって思いながら
ホテルに着いた。

「お腹空いた!?」
「お腹より喉乾いたなぁ。」

「俺お腹空いたー(笑)」
「さっきコンビニで買ったの食べる!?」
「チンして来るね!?」

あたしはお弁当を手にとって
レンジでお弁当あっためたりして
お風呂入るだろうとチンしてる間に
お風呂沸かしたりしてた。

チン🎶

あったかくなったお弁当を聖にもってって
脱いだ服とか聖のものを
たたんだりしてた。

「結雨はさ。いい奥さんになるね!」

お…奥さん!?

考えたこともなかった。
奥さんとか。

「そーゆのいつもやってんの!?家で。」
「うん。お母さん仕事だしあたしも仕事前とかにささっとたたんだりしたりお風呂やったりお母さんとご飯一緒に作ったりお母さんお昼帰る時はご飯作っといたり。」

「へぇ!だから普通に出来ちゃうんだ。」

「皆やるよ。女の子は。」

「あたしはコーヒー飲みながらゆっくりとテレビ見てた。」

「結雨ってブラック飲めたっけ!?」
「うん。甘いの嫌いだもん。」
「そー言えば結雨チョコとか甘いの嫌いだよね。」
「昔っから嫌い。」

ゴホッゴホッ。
寒いからかなぁ
また軽く喘息。
でもちゃんと薬持ってきた。

「暴走族ってさ。」

聖は目を丸くして
突然何?って顔をした。

「何でしたの!?」
「何でって。誘われたからかなぁ」
「そんときの聖がみてみたいなっ。」
「絶対やだ‪(笑)だって今と顔違うし(笑)」

昔の聖を勿論だけどあたし知らない。
なんも知らない。
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