それでもずっと、好きでした。
タイトル未編集

序曲

「玲音!どうせ勉強するなら私の分もやってよね?」
双子の姉の万音がぶりっ子っぽくお願いしてくる。
「自分でやってよ。」いつもだったらそう言ったはずだった。でも、今日の私は違った。


私「『私の分もやってよね?』とか何言ってんの?
それ私がやること前提になってるじゃん。」
姉「だって、それがスジじゃない?誰かさんと違って
私は顔が可愛いから芸能活動で忙しいの。
オーケストラだか何だか知らないけど、地味で
オッサン臭い部活に中学生活捧げてるあんたとは
違うの。」


私「可愛いのは外ヅラだけだろこのブス。
どうせ嘘の自分作りまくって…」
姉「酷いわーっ!私はこんなに頑張ってるのに、
玲音は、玲音は……(´;ω;`)」
うわ、でっかい声で嘘泣きしてやがる。気持ち悪。



母「玲音!また万音を虐めて!!罪悪感はないの?
万音はお仕事頑張ってるの。あんたなんて無職の
養ってもらってる中学生でしょ。」
うわ。また出た、母さんの姉贔屓。
もう慣れたわ。

だいたい……
頑張ってるのは私の方だ。って、
そう思えてきてしまうのは私の心が腐ってしまったから?
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