Smile Again 〜本当の気持ち〜
まさか、今更聡志と同じクラスになるなんて・・・。
確かに、去年の今頃は、一緒のクラスになれたらいいな、なんて思ってた。私にとって、聡志ってなんなんだろう。改めて考えると、よくわかんない。
間違いないのは、幼なじみだってこと。幼稚園の頃には、結婚の約束をしたこともあったけど、それは幼い頃の苦笑ものの思い出。
でも、嫌いな奴と、まだ何もわかってない幼稚園の頃にだって、そんな約束なんか、絶対しない。
そうだよ、少なくとも私は聡志のことが嫌いじゃない。だから、また昔みたいに普通に喋ったり、一緒に登下校出来たらいいかな、なんて思ってた。
でも、あいつは違ってた。確かに、ある時期から急に話してくれなくなっちゃったけど、あの夏の日に、幼なじみであることまで、完全に否定されたのは、ショックが大きかった。
さすがにもう無理。諦めた私は以来、意識して聡志に近寄らないようにして来た。
でも、1回だけ、お節介を焼いてしまったことがあった。あいつが野球部を辞めるとか、騒いでるのをたまたま聞いてしまったからだ。
聡志が野球を辞められるはずないし、辞めたいと本気で思ってるはずもない。でも、昔から意地っ張りなところがあるあいつが、引っ込みがつかなくなって、そのまま暴走してしまう恐れは十分にあった。放ってはおけなかった。
再会してから、ケー番すら交換してない私達。午後の授業サボって、どこかに行っちゃった聡志と連絡の取りようのない私は、仕方なく聡志の家のマンションの前で、あいつを待った。
帰って来た時の聡志は、本当に悲しそうな顔をしていた。本心モロバレのあいつを、ちょっと挑発してやると、効果てきめん。次の日、何事もなかったかのように、練習に参加して行った。
別に感謝されたいと思って、やったわけじゃないし、あいつが素直に感謝の言葉を私に言ってくれるとも思わなかったけど、でも「戻ることにしたから」くらいの報告はしてくれるんじゃないかとは期待してた。
でも結局、なしのつぶて。そんなもんなんだね、聡志にとって、私って・・・。
もういいって、やっと踏ん切りをつけたら、一緒のクラスにするなんて、神様って相当意地悪だよね。
これから1年、どんな顔して、あいつとクラスメイトやればいいんだろう・・・。
確かに、去年の今頃は、一緒のクラスになれたらいいな、なんて思ってた。私にとって、聡志ってなんなんだろう。改めて考えると、よくわかんない。
間違いないのは、幼なじみだってこと。幼稚園の頃には、結婚の約束をしたこともあったけど、それは幼い頃の苦笑ものの思い出。
でも、嫌いな奴と、まだ何もわかってない幼稚園の頃にだって、そんな約束なんか、絶対しない。
そうだよ、少なくとも私は聡志のことが嫌いじゃない。だから、また昔みたいに普通に喋ったり、一緒に登下校出来たらいいかな、なんて思ってた。
でも、あいつは違ってた。確かに、ある時期から急に話してくれなくなっちゃったけど、あの夏の日に、幼なじみであることまで、完全に否定されたのは、ショックが大きかった。
さすがにもう無理。諦めた私は以来、意識して聡志に近寄らないようにして来た。
でも、1回だけ、お節介を焼いてしまったことがあった。あいつが野球部を辞めるとか、騒いでるのをたまたま聞いてしまったからだ。
聡志が野球を辞められるはずないし、辞めたいと本気で思ってるはずもない。でも、昔から意地っ張りなところがあるあいつが、引っ込みがつかなくなって、そのまま暴走してしまう恐れは十分にあった。放ってはおけなかった。
再会してから、ケー番すら交換してない私達。午後の授業サボって、どこかに行っちゃった聡志と連絡の取りようのない私は、仕方なく聡志の家のマンションの前で、あいつを待った。
帰って来た時の聡志は、本当に悲しそうな顔をしていた。本心モロバレのあいつを、ちょっと挑発してやると、効果てきめん。次の日、何事もなかったかのように、練習に参加して行った。
別に感謝されたいと思って、やったわけじゃないし、あいつが素直に感謝の言葉を私に言ってくれるとも思わなかったけど、でも「戻ることにしたから」くらいの報告はしてくれるんじゃないかとは期待してた。
でも結局、なしのつぶて。そんなもんなんだね、聡志にとって、私って・・・。
もういいって、やっと踏ん切りをつけたら、一緒のクラスにするなんて、神様って相当意地悪だよね。
これから1年、どんな顔して、あいつとクラスメイトやればいいんだろう・・・。