Smile Again 〜本当の気持ち〜
「2日間、デートしてもらった。2人で話し合って、場所決めて・・・楽しかった。女の子と出掛けるのって、こんなに楽しくて、心弾むものなんだって。とにかく俺の知らない世界だった。」
「ふ〜ん、じゃ、よかったね。」
「最後まで聞いてくれ。だけど、気がつくと、『あっ、これ由夏が見たら喜ぶだろうな』『今度、ここに由夏連れて来たいな』、そんなことを考えてる自分がいた。一緒にいるのは長谷川なのに。」
「・・・。」
「俺はやっと自分の本心に気がついた。俺の心の中には、やっぱり由夏、お前しかいないんだって。長谷川には申し訳ないけど、俺には、ハッキリわかったんだよ。」
「・・・。」
「由夏、ゴメン。本当にゴメン、今まで素直になれないで、お前に嫌な思いばかりさせて。たぶん謝っても謝り切れない、それはわかってる。図々しいのも、わかってる。だけど、やっと言える。俺は由夏が好きなんだ。誰よりも、由夏が好きなんだよ。」
やっと言い終えた。俺は大袈裟じゃなく、生まれてから、ずっと想ってた奴に自分の気持ちを全部ぶつけた。もう思い残すことはない。あとは由夏の下す判決を待つだけだ。
大きく息をついて、俺は由夏の言葉を待った。沈黙が続く、30秒か1分か・・・だけどその時間が、俺にはとてつもなく、長く感じた。
「気分よかったでしょ?」
「えっ?」
やがて聞こえて来た由夏の意外な言葉。
「私と長谷川さん、天びんに掛けて。」
「由夏・・・。」
「私を選んでくれて、どうもありがとうって、言うとでも思った?」
そのあまりに冷たい由夏の口調に、俺は言葉を失う。
「バッカじゃないの?」
「・・・。」
「だって・・・あまりに鈍感過ぎ。」
「えっ?」
「ふ〜ん、じゃ、よかったね。」
「最後まで聞いてくれ。だけど、気がつくと、『あっ、これ由夏が見たら喜ぶだろうな』『今度、ここに由夏連れて来たいな』、そんなことを考えてる自分がいた。一緒にいるのは長谷川なのに。」
「・・・。」
「俺はやっと自分の本心に気がついた。俺の心の中には、やっぱり由夏、お前しかいないんだって。長谷川には申し訳ないけど、俺には、ハッキリわかったんだよ。」
「・・・。」
「由夏、ゴメン。本当にゴメン、今まで素直になれないで、お前に嫌な思いばかりさせて。たぶん謝っても謝り切れない、それはわかってる。図々しいのも、わかってる。だけど、やっと言える。俺は由夏が好きなんだ。誰よりも、由夏が好きなんだよ。」
やっと言い終えた。俺は大袈裟じゃなく、生まれてから、ずっと想ってた奴に自分の気持ちを全部ぶつけた。もう思い残すことはない。あとは由夏の下す判決を待つだけだ。
大きく息をついて、俺は由夏の言葉を待った。沈黙が続く、30秒か1分か・・・だけどその時間が、俺にはとてつもなく、長く感じた。
「気分よかったでしょ?」
「えっ?」
やがて聞こえて来た由夏の意外な言葉。
「私と長谷川さん、天びんに掛けて。」
「由夏・・・。」
「私を選んでくれて、どうもありがとうって、言うとでも思った?」
そのあまりに冷たい由夏の口調に、俺は言葉を失う。
「バッカじゃないの?」
「・・・。」
「だって・・・あまりに鈍感過ぎ。」
「えっ?」