Smile Again 〜本当の気持ち〜
月曜日は、野球部のほぼ来年春の選抜大会出場確定に学校は朝から賑やか。
「おめでとう、沖田くん。」
「昨日はナイスピッチング。」
私達はクラスメイトである沖田くんに声をかける。
「ありがとう。でも、まだ確定とまではいかないんだよ。東海も勝ち上がってるからね。最低でもあと1つ勝たないと安心出来ない。」
私達の祝福にお礼を言いながら、真面目な沖田くんらしい解説が付く。
「あと1つなんて言うな。絶対優勝するんだから。」
と言うのは、我がクラスもう1人の野球部員の神くん。守備が不調の彼は、ショートから外野のレフトにポジションが変わって出場。慣れなくて大変だったろうけど、なんとか無難にこなしていた。
「そうだよ、その意気だよ。」
「頑張って。今度の試合も絶対に見に行くからね。」
「サンキュー。まぁキャプテンと白鳥さんのついででいいから、クラスメイトのよしみで、俺達のことも、少しは応援してくれよ。」
「大丈夫だよ、ちゃんと応援してるよ。」
悠が答えて、私達は笑う。
「いいなぁ、F組は。和気あいあいで。」
そこに通りかかったB組の女子が声をかけてきた。
「ホント。その点、ウチのクラスの塚原なんて、声かけたって、ろくに返事もしないんだから。」
「ホント、ムカつくよね。」
(聡志・・・。)
彼女達の言葉に、私の胸はギュッと締め付けられる。
「おめでとう、沖田くん。」
「昨日はナイスピッチング。」
私達はクラスメイトである沖田くんに声をかける。
「ありがとう。でも、まだ確定とまではいかないんだよ。東海も勝ち上がってるからね。最低でもあと1つ勝たないと安心出来ない。」
私達の祝福にお礼を言いながら、真面目な沖田くんらしい解説が付く。
「あと1つなんて言うな。絶対優勝するんだから。」
と言うのは、我がクラスもう1人の野球部員の神くん。守備が不調の彼は、ショートから外野のレフトにポジションが変わって出場。慣れなくて大変だったろうけど、なんとか無難にこなしていた。
「そうだよ、その意気だよ。」
「頑張って。今度の試合も絶対に見に行くからね。」
「サンキュー。まぁキャプテンと白鳥さんのついででいいから、クラスメイトのよしみで、俺達のことも、少しは応援してくれよ。」
「大丈夫だよ、ちゃんと応援してるよ。」
悠が答えて、私達は笑う。
「いいなぁ、F組は。和気あいあいで。」
そこに通りかかったB組の女子が声をかけてきた。
「ホント。その点、ウチのクラスの塚原なんて、声かけたって、ろくに返事もしないんだから。」
「ホント、ムカつくよね。」
(聡志・・・。)
彼女達の言葉に、私の胸はギュッと締め付けられる。