嘘つきな唇
二人が火をおこしてくれてる間
私達は野菜の下準備
本当に4人分?
ってくらいの量を買って来た美希
多すぎたかなー?なんて笑ってる
「ちょっと、智也くんってどういう人なの?めっちゃ怖いんだけど!」
「知らないよ、私も初対面だもん。」
「初対面!?」
「翔がいい奴って言うんだもん、いい人なんじゃないの?」
「……いや、怖いでしょ。」
翔くんの言う事だとしても
私は見たまんましか感じられない
話してみればいい人かもしれないし!
社交的な美希は、ポジティブ思考
私はマイナスにしか考えられず
仲良くなろう、なんて気持ちもない
だいたいさ、遥斗よりは全然いいでしょ!?
なんて、元カレの話題を出される
…名前聞くだけで
まだ胸がチクチクと痛む
「こっちできたよ。」
美希に元カレの愚痴を言っていると
後ろから智也くんに声をかけられる
「肉とか焼き始めたけど。大丈夫?」
「今行きますねー!」
嬉しそうに美希が返事して
切った野菜を入れたボウルを持つ
「失恋には新しい恋って言うでしょ。」
なんて、どこかのおばさんの様な事を
得意気に口にする美希
…新しい恋になんか
発展しないと思いますけどね
私達は野菜の下準備
本当に4人分?
ってくらいの量を買って来た美希
多すぎたかなー?なんて笑ってる
「ちょっと、智也くんってどういう人なの?めっちゃ怖いんだけど!」
「知らないよ、私も初対面だもん。」
「初対面!?」
「翔がいい奴って言うんだもん、いい人なんじゃないの?」
「……いや、怖いでしょ。」
翔くんの言う事だとしても
私は見たまんましか感じられない
話してみればいい人かもしれないし!
社交的な美希は、ポジティブ思考
私はマイナスにしか考えられず
仲良くなろう、なんて気持ちもない
だいたいさ、遥斗よりは全然いいでしょ!?
なんて、元カレの話題を出される
…名前聞くだけで
まだ胸がチクチクと痛む
「こっちできたよ。」
美希に元カレの愚痴を言っていると
後ろから智也くんに声をかけられる
「肉とか焼き始めたけど。大丈夫?」
「今行きますねー!」
嬉しそうに美希が返事して
切った野菜を入れたボウルを持つ
「失恋には新しい恋って言うでしょ。」
なんて、どこかのおばさんの様な事を
得意気に口にする美希
…新しい恋になんか
発展しないと思いますけどね