好きです、田畑さん!
夜神
教室のドアを開けて次の授業の準備をしようとするとクラスのある男子が近づいてきた。
「田畑!さっき他の奴から聞いたんだけど、お前始業式で倒れた男子をおんぶして運んだんだって?!」
そんな言葉が飛んできて、あたしはその場で瞬時に体が固まった。
げっ!
その話、まだ言うの!?4月の時の話だからもう3ヶ月は経ってるのに!
「田畑って…、見かけによらず力凄いんだな……。」
と、その男子はちょっと、ではなくかなり引いた感じであたしを見てくる!
うっ。
なんかあんまり話したことないのに、そう言われるとちょっと傷つく…。
内心あたしも引いていたけれど、それを表には出さないよう努めた。
そこでさらに追い打ちが…。
「あ!俺知ってる!!それって盲腸で倒れたラグビー部の男だろ?!190㎝はある大柄な奴をおぶって保健室まで走ったんだよな!!マジやべえよな、田畑!」
な、なんでまたその話で盛り上がるんだろう…。
もう蒸し返さないでほしい!
あたしにとってもうその事は忘れたい過去だった。
……よし。無視しよう。
相手しなければすぐに収まると決め込み、あたしは涼しい顔をしながらその男子達の前を通り過ぎようとする。
すると。
「田畑!さっき他の奴から聞いたんだけど、お前始業式で倒れた男子をおんぶして運んだんだって?!」
そんな言葉が飛んできて、あたしはその場で瞬時に体が固まった。
げっ!
その話、まだ言うの!?4月の時の話だからもう3ヶ月は経ってるのに!
「田畑って…、見かけによらず力凄いんだな……。」
と、その男子はちょっと、ではなくかなり引いた感じであたしを見てくる!
うっ。
なんかあんまり話したことないのに、そう言われるとちょっと傷つく…。
内心あたしも引いていたけれど、それを表には出さないよう努めた。
そこでさらに追い打ちが…。
「あ!俺知ってる!!それって盲腸で倒れたラグビー部の男だろ?!190㎝はある大柄な奴をおぶって保健室まで走ったんだよな!!マジやべえよな、田畑!」
な、なんでまたその話で盛り上がるんだろう…。
もう蒸し返さないでほしい!
あたしにとってもうその事は忘れたい過去だった。
……よし。無視しよう。
相手しなければすぐに収まると決め込み、あたしは涼しい顔をしながらその男子達の前を通り過ぎようとする。
すると。