エンジェルベイベー
まだ始めて一ヶ月なんだけど、
店長が三ヶ月前にこのお店をオープンしてから
2人でお店を使ってます。
「さあ、今日のお仕事に取り掛かろうか。」
「ええと、看板をリニューアルするんですよね。
私授業中に少し案を考えました!」
私はポケットからスケッチブックを出した。
「白いキラキラのクリスマスツリーを描きました。ここの特徴を残しつつ、女の子らしいデザインにしました」
店長はハッとしてから笑顔で褒めてくれた。
「すごくいいね!君みたいな現役の女子高生の意見が貰えるのはすごく嬉しいよ。
12月の10日までには完成させようと思ってるんだ。」
店長は中性的だけど、どうやら女の子の趣味や感覚までは把握していないようだった。
「喜んでもらえて嬉しいです。」
私は胸の中がホッとするのを感じた。