大切な手紙…
あの日…
今日もいつものように空を見ると

鳥が飛んでいる……

そしてその空の下には………


わたしは星沢 希奈
中学3年生
部活は引退したけど
バドミントン部
家族はお父さんとお母さんと
お兄ちゃんとお姉ちゃん
親は2人とも若い。
でもごく普通の家族。
親友は川島 友美香
家が隣のせいか、
幼稚園からとても仲がいい。
本当に大好きな親友だ。


キーンコーンカーンコーン

『あ~!!きな~!次技術じゃん!やばいよ~!』

『あ~マジじゃん!急ご~!』

わたし達は焦りながら廊下を走った。

『ハァ~…!先生来てないね~!なんとかセーフだね~あっ!これあとで読んで!』

『ハァ~ハァ…ありがと~!てゆーかゆみ速すぎ~!』

『きなが遅いんじゃん!ハハハ』

『違うし~!ハハ』

ちょうどその時先生が入ってきた。
わたしは急いで自分の席について教科書を開いて
こっそりゆみから渡された手紙を開いた。

《☆きなへ☆
 あとで、あきらとウチとけんとで
 好きな人教えあうねんけど、きなも
 やろ~~★》

わたしは読み終わったあと
ゆみと目が合ったから
OKを送った

先生の長い話が終わったあと
ゆみはいきなり正方形の白い紙を渡しに来た。

『ここに好きな人の名前書いてね~!』

『てゆーかよく考えたらわたし好きな人いないよぉ~。。』

『えっ??マジ~?まぁ~気になる人とか書いて~!』

ゆみはそれだけ言うとどこかに
行ってしまった。
わたしは正直いつも優しくておもしろくてたまにいじわるな
あきらのことが気になっていた。
でも勇気がなくてあきらと書いたら告白みたいになってしまうから
前好きだった<小谷>と書いた。
わたしはゆみに

『書けたよ~!!』

と言って紙を渡した。
ゆみは4人のをてきとうに
混ぜてジャンケンをして
勝った人からひいていった。
するとたまたまわたしがひいたのが
あきらのだった。







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