大切な手紙…
わたしは少しだけ開いた。
でもあきらの好きな人を知ってしまったら
すごく落ち込んでしまうと思った。
心臓が激しく動いているのも自分で分かりながら
ゆっくりゆっくり開いた。。。
するとそこには思いがけないことが
書いてあった。。
<星沢>
目から涙がこぼれた。
わたしは自分の書いた紙を急いで
ゆみから奪って
小谷と書いてあったところを
黒く塗りつぶして
<あきら>
と書いてあきらに渡した。
あきらはその紙を見たとき
とても顔を赤くしてわたしのところへきて
耳のそばでかすかに
『昼休み屋上にきて』
と言った。
そしてわたしもかすかに
『うん』
と言った。