大切な手紙…

放課後。わたしはあきらと一緒に帰ることになった。

『なァ~まじオレのこと好き~??』

『う~ん…キライかな~!』

なんて可愛くないことを言ってしまうわたし。
昔からそうだ。
なぜか強がってしまう。

『えぇ~!可愛くね~!普通大好き~!とか言わね~!?』

『言わな~い!』

『まじかよ~!オレは好き~!』

『嘘だよ~♪わたしも好き~♪』

『サンキュ!』

わたし達が話している間に2人の別れ道に着いた。
あきらは

『きなん家あっちだよなァ~!?送るよ~』

と言ってくれた。
でもわたしは
遠慮して

『あっ!いいよ~今日用事あるし~♪』

と言った。

『あ~そっか…じゃあ気をつけて帰れよ~!』

『うん♪また明日ね!バイバーイ!』

わたしはあきらに別れを告げ
暗かったので
急いで家に帰った。

『ただいま~』

『おかえり~!あっ!ちょうどよかったわ~!牛乳買ってきてくれないかしら~?』

『ムリ~。今日疲れたから~!』

『ケチね~!』

『ケチですよ~だ!』

わたしはそれだけ言うと2階の自分の部屋に
入った。

『あ~ぁ疲れたぁ~』

わたしは部屋着に着替えながら
ケータイを開いた。
画面にはメール2件と書いてあった。
受信ボックスを開くと

≪☆あきら☆≫
と出ていた。

≪きな~!無事帰れたか~??愛してる≫

わたしは急いで返信した。

≪うん^^無事だよ~★ありがと~!わたしも愛してるよ~!≫

そのあとわたしはもう1件の受信ボックスを開いた。
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