花と雫
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「やっと終わったー!」
理事長への報告やら渡部の処理やら何やらをしているとすでに7時になってしまった。
生徒会室に戻った冬華はソファに腰を下ろし、伸びをした。
あの後と言えば、美穂に散々お説教をされた。
『本当に心配したんだよ!?あんまり無茶しないでね!!』
潤はというと、あれから目を合わせてくれない。
夏樹は一緒に書類を提出しに行き、奏は理事長に詳細を話していた。
荷物を生徒会室に忘れていたことを思いだした冬華だけ戻り、他のメンバーには「先に帰ってて」といったのだった。