花と雫
*三輪目

「えー!楓休みなの?」

五月中旬。
生徒会活動も慣れ始めた今日この頃。

教室に着くなり冬華は麗奈に向かって叫んだ。

「らしいわよ、熱出た休む、って来てるから」

「私には来てないんだけど!?ユリは、ユリ!」

「…ど、どうだったかな」

「絶対来てる奴じゃん、それ」

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