ちゃんと伝えられたら
5
「おはようございます。」
私はオフィスに入ると、いつもと違うデスクへ向かう。
「おはよう。」
もうデスクでパソコンに向かっている坂口さん。
こちらに目線を向ける事もなく、挨拶だけされた。
「今、篠田のパソコンにデータを送った。それを発注先に分かるように会議録としてまとめて欲しい。」
「はい。」
私は慌ててデスクに座ると、既に立ち上がっているパソコンを見る。
「“1”というフォルダ名になっているはずだ。」
私はそれに気が付いて、その内容を確認する。
「えっ?」
私が思わず声を上げたのは…。
本当に会議の内容を、箇条書きにしただけの書類。
私はオフィスに入ると、いつもと違うデスクへ向かう。
「おはよう。」
もうデスクでパソコンに向かっている坂口さん。
こちらに目線を向ける事もなく、挨拶だけされた。
「今、篠田のパソコンにデータを送った。それを発注先に分かるように会議録としてまとめて欲しい。」
「はい。」
私は慌ててデスクに座ると、既に立ち上がっているパソコンを見る。
「“1”というフォルダ名になっているはずだ。」
私はそれに気が付いて、その内容を確認する。
「えっ?」
私が思わず声を上げたのは…。
本当に会議の内容を、箇条書きにしただけの書類。