いつか散る花
「浮気相手の子もね、サチって言うんだって」

悲しげに話す彼女を抱きしめる影が

ドアの影越しにはっきりわかる

「もういいよ、言わなくても」

声が震えてる先生の声が聞こえた瞬間

私は立ち上がってその場から去った

「彼女いないんじゃん」

カバンを持ち家に帰ると両親が

喧嘩の真っ最中だった
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