いつか散る花
リビングに入る気力もなく、自分の部屋に
行こうと階段を上りかけた時
リビングのドアが開く
「お前は逃げれていいよな」
嫌みを言うためだけに開けられたそのドアは
また兄によって閉められる
長男であるお兄ちゃんは大学受験に3回失敗し
来年合格しないと後がない浪人生
「逃げてんのどっちなの」
と孤独を抱えたまま自分の部屋に戻る
行こうと階段を上りかけた時
リビングのドアが開く
「お前は逃げれていいよな」
嫌みを言うためだけに開けられたそのドアは
また兄によって閉められる
長男であるお兄ちゃんは大学受験に3回失敗し
来年合格しないと後がない浪人生
「逃げてんのどっちなの」
と孤独を抱えたまま自分の部屋に戻る