いつか散る花
「逢沢さん」

体を揺すられ目覚めると授業が終わっていた

「あの、数学準備室に放課後きてもらってもいいですか?」

先ほどの若い先生が訪ねてきたのを

邪魔くさそうに「はい」とだけ答えまた眠りにつこうと

机に伏せた時

「横沢にぞっこんすぎじゃん」

と私のとなりの席のこが笑いながらこちらを見てる

「どーも」

嫌みは相手にしないほうがいい

そう思い机に伏せると

「ねえ、ちょっとー、仲良くしようよ」

とめげずに話しかけてくる
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