いつか散る花
「本気ですよ?本気で先生と!イタっ!」

ほっぺをつままれうまく言葉にできない私に

「これ以上言わないように」

と耳元で囁く

「代表挨拶頑張って」

と軽く背中を押してくれた先生は

また他の生徒と挨拶を交わし出す

私を押した手をスーツのズボンのポケットの中に

忍ばせたつ姿も

全てが輝いて見えてくる
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