幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
「やだ〜、雛乃ってばそんなに驚くことないじゃない?久しぶりに遊びに来てくれたのよ?」
「いやいや!!榛名くんがウチに来たことある!?」
ってか、なんでわたしのお母さんと榛名くんが知り合い同士なわけ!?
状況が全く理解できないんだけど!
「昔よく遊びに来てたハルくんじゃない。覚えてないの?」
は……?昔?ハルくん?
ちょっと待ってよ、意味わかんない。
「とりあえず雛乃が帰って来たことだし、これからのこと話したいから2人ともこっちに座ってくれるかしら?」
えぇ、わたしへの説明はこれだけ!?
そのまま、支持されたイスに榛名くんと隣同士座り、テーブルひとつ挟んでお母さんが座った。
いったい今からどんなことが起こるんだろうと、不安になる。
嫌なことが立て続けに起こっているから、嫌な予感しかしない。
そして、それが的中してしまう。