幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



「やだ〜、雛乃ってばそんなに驚くことないじゃない?久しぶりに遊びに来てくれたのよ?」


「いやいや!!榛名くんがウチに来たことある!?」


ってか、なんでわたしのお母さんと榛名くんが知り合い同士なわけ!?

状況が全く理解できないんだけど!



「昔よく遊びに来てたハルくんじゃない。覚えてないの?」


は……?昔?ハルくん?
ちょっと待ってよ、意味わかんない。



「とりあえず雛乃が帰って来たことだし、これからのこと話したいから2人ともこっちに座ってくれるかしら?」


えぇ、わたしへの説明はこれだけ!?


そのまま、支持されたイスに榛名くんと隣同士座り、テーブルひとつ挟んでお母さんが座った。


いったい今からどんなことが起こるんだろうと、不安になる。


嫌なことが立て続けに起こっているから、嫌な予感しかしない。


そして、それが的中してしまう。

< 20 / 391 >

この作品をシェア

pagetop