幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



「なんとラッキーなことに期間が半年間なの!あらすご〜い!ハルくんの家族が引っ越してくるまでなのよ!」



頭が混乱してきた。

半年間……榛名くんと2人で暮らさなきゃいけないって?

うそだ……う、うそだぁぁぁ!!



「な、なんでこんなことに……っ」


ガックリうなだれるわたしの隣では、平然とした態度でお母さんの話を聞いている榛名くん。


「雛乃を1人置いていくのは心配じゃない?女の子だし。何かあったら困るし」


いやいや、お母さん。
この人と一緒にいるほうが100倍危ないですけど?

もう何か起こっちゃってますけど!



「お母さん、大丈夫ですよ。僕が雛乃のこと可愛がってあげるんで」


「あらっ、頼もしいじゃない〜!」


やめてよ、そこで盛り上がるの。

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