幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



「あら、雛乃ちゃん大丈夫?」

「だ、だいじょぶ、です……」


付き合っているという事実をチサさんに知られているのにびっくり。


テンパっているわたしとは正反対に榛名くんは隣で呑気に食べ進めていた。


えぇ…なんでそんな平常運転なの!?

普通はもっとあわてるものじゃないの!?


というか、そもそもどうしてチサさんが
わたしたちが付き合っていることを知ってるんだ?


たぶん、疑問に思っていたことが顔に出ていたのか、何も聞いていないのにチサさんが察して答えてくれた。



「伊織から雛乃ちゃんとのこといろいろ聞いてるのよ〜。だから、2人が付き合ってることも知ってるの」


えぇ…榛名くんってそういう恋愛の話お母さんにするタイプなの!?

わたしはお母さんに言うなんて恥ずかしすぎるんだけど…!!

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