幼なじみの榛名くんは甘えたがり。

先にスカートを脱いで、すぐに部屋着のズボンを履いた。


そのままブラウスを脱ごうと、ボタンに手をかけて、上も着替えようとした時だった。



ノックもせずに、いきなり部屋の扉がガチャっと音を立てて開いた。


「……あ、着替え中？」


驚いて声のするほうを見てみれば、そこにいたのは部屋着に着替えた榛名くんなわけで。



「ちょっ！！ノックしてよバカッ！！」


すぐに自分の身体を隠すように、身体を縮こまらせて、榛名くんがいるほうに背を向けた。



さすがに着替え中とわかったので、部屋から立ち去っていってくれると思って、そのまま何も言わずにいると。


フッと、背後に気配を感じた。

そのまま、後ろから身体が包み込まれた。



「ひぇっ！？な、なんで入ってくるの…！
や、やだ、恥ずかしいから出ていってよ…！！」


「……やだ、ひな不足だからすぐに抱きしめないと死んじゃう」