限りない愛~甘い彼に心揺れて~
すぐに読んでくれるだろうか、いつ返事が来るだろうかとスマホを握りしめて待つこと10分……連絡は来ない。
20分、30分……1時間と待つがスマホに変化は現れない。まだ仕事中なのかも。とりあえず、お風呂に入ろう。
ところが、湯船に浸かっていると母にドアを叩かれる。
「真帆、大ちゃんから電話よ。ほら!」
「えっ? ほらってなによ。ちょっと待って」
私は急いでドアを少し開けて、母からスマホを受け取るが私のスマホではない。驚いて、返そうとするがドアはしっかりと閉められてしまう。
「お母さんの防水だから大丈夫よ」
「大丈夫なのはいいけど、なんでお母さんに…あ、ごめんなさい! お疲れ様です」
ヒラヒラと母の手を振る様子を曇りガラスのドアから見て、スマホをそっと耳にあてた。
私たちの会話を聞いていたらしい副社長の笑い声がまず聞こえてきた。
『ごめん、お風呂だったんだね。真帆に電話しても出ないから、心配になっておばさんにかけちゃったよ』
「いえ、大丈夫です。ごめんなさい、わざわざかけてくれたのに出れなくて」
「いや、お風呂入ってたなら仕方ないよ」
20分、30分……1時間と待つがスマホに変化は現れない。まだ仕事中なのかも。とりあえず、お風呂に入ろう。
ところが、湯船に浸かっていると母にドアを叩かれる。
「真帆、大ちゃんから電話よ。ほら!」
「えっ? ほらってなによ。ちょっと待って」
私は急いでドアを少し開けて、母からスマホを受け取るが私のスマホではない。驚いて、返そうとするがドアはしっかりと閉められてしまう。
「お母さんの防水だから大丈夫よ」
「大丈夫なのはいいけど、なんでお母さんに…あ、ごめんなさい! お疲れ様です」
ヒラヒラと母の手を振る様子を曇りガラスのドアから見て、スマホをそっと耳にあてた。
私たちの会話を聞いていたらしい副社長の笑い声がまず聞こえてきた。
『ごめん、お風呂だったんだね。真帆に電話しても出ないから、心配になっておばさんにかけちゃったよ』
「いえ、大丈夫です。ごめんなさい、わざわざかけてくれたのに出れなくて」
「いや、お風呂入ってたなら仕方ないよ」