限りない愛~甘い彼に心揺れて~
ちょうど赤信号で止まり、副社長は固まる私を意味ありげに笑った。
笑うだけで意味は何も話してくれないからどうしたらいいものかとおとなしくしているうちに、車はマンションの地下駐車場に到着した。
我が家からここまで真っ直ぐ来た場合の所要時間にプラス30分くらいの軽いドライブは終了。少し遠回りしただけだったけど、普段はゆっくり見れない街並みに季節を感じた。
駐車場からエレベーターに乗るとエントランスやロビーを通ることなく部屋のある階まで上昇。
彼の部屋に足を踏み入れるのも二度目だけど、やっぱりまだ緊張する。前来たときと同じように窓まで行き、そこからの眺めにうっとりと……ん?
背後になにか気配が……。
「真帆……」
「はい? あの……」
後ろから副社長に抱き締められて、私は動きを止めたが、心臓だけが早く動き出す。
突然、どうしたことでしょうか?
長身の副社長は私の頭に顎を軽く乗せた。
「今日の真帆、いい匂いがする」
「あ、友だちにもらった香水をつけてみたんだけど」
「うん。真帆に合ってる香りだね。甘いくて、いいね」
「えっと、ありがとう」
笑うだけで意味は何も話してくれないからどうしたらいいものかとおとなしくしているうちに、車はマンションの地下駐車場に到着した。
我が家からここまで真っ直ぐ来た場合の所要時間にプラス30分くらいの軽いドライブは終了。少し遠回りしただけだったけど、普段はゆっくり見れない街並みに季節を感じた。
駐車場からエレベーターに乗るとエントランスやロビーを通ることなく部屋のある階まで上昇。
彼の部屋に足を踏み入れるのも二度目だけど、やっぱりまだ緊張する。前来たときと同じように窓まで行き、そこからの眺めにうっとりと……ん?
背後になにか気配が……。
「真帆……」
「はい? あの……」
後ろから副社長に抱き締められて、私は動きを止めたが、心臓だけが早く動き出す。
突然、どうしたことでしょうか?
長身の副社長は私の頭に顎を軽く乗せた。
「今日の真帆、いい匂いがする」
「あ、友だちにもらった香水をつけてみたんだけど」
「うん。真帆に合ってる香りだね。甘いくて、いいね」
「えっと、ありがとう」