限りない愛~甘い彼に心揺れて~
会長に背中に乗ってもらおうとしていたが、会長は目を丸くして断った。しかし、勢いよく立ち上がったせいかよろけてしまう。
私が咄嗟に腕を掴んで支えるが、無表情で払われる。あからさまな態度に心が痛む。
やっぱり嫌われている……。
「ほら、危ないですからおとなしく乗ってください。おぶられるのが嫌なら、お姫様抱っこをいたしましょうか」
「ば、バカなことを言うな。……これでいいか? サッサと出てくれ」
「はいはい、行きますよ。宮坂さん、開けて」
お姫様抱っこされるくらいから、おんぶの方がましとの判断で会長は孫の背中におぶさった。
大ちゃんの前へ急いでいき、ドアを開ける。大ちゃんと会長が出た後、軽く会釈をして、ドアを閉めた。みんな唖然とした表情で見ていた。
私はすぐにエレベーターまで行き、下に降りるボタンを押す。エレベーターは地下の駐車場まで止まることなく、下降した。
ひんやりとした駐車場に入ると、1台の黒い外車が動き出し、大ちゃんと会長の目の前で止まる。
「会長! どうされました? 大丈夫でしょうか?」
私が咄嗟に腕を掴んで支えるが、無表情で払われる。あからさまな態度に心が痛む。
やっぱり嫌われている……。
「ほら、危ないですからおとなしく乗ってください。おぶられるのが嫌なら、お姫様抱っこをいたしましょうか」
「ば、バカなことを言うな。……これでいいか? サッサと出てくれ」
「はいはい、行きますよ。宮坂さん、開けて」
お姫様抱っこされるくらいから、おんぶの方がましとの判断で会長は孫の背中におぶさった。
大ちゃんの前へ急いでいき、ドアを開ける。大ちゃんと会長が出た後、軽く会釈をして、ドアを閉めた。みんな唖然とした表情で見ていた。
私はすぐにエレベーターまで行き、下に降りるボタンを押す。エレベーターは地下の駐車場まで止まることなく、下降した。
ひんやりとした駐車場に入ると、1台の黒い外車が動き出し、大ちゃんと会長の目の前で止まる。
「会長! どうされました? 大丈夫でしょうか?」