限りない愛~甘い彼に心揺れて~
「私、大ちゃんにもう会えないと思っていました」
「うん……」
「本当に副社長が大ちゃんなんですか?」
「うん、そうだよ」
私を見つめる瞳はあの頃の優しい瞳と同じだ。身長が伸びて、体つきも細身ではあるけど、がっしりとした大人の男性。
白地にストライプ柄のワイシャツに紺とグレーのストライプのネクタイを締めている。私が知っている大ちゃんはいつもスポーツブランドのロゴが入ったTシャツを着ていた。
スーツを着る大人になった姿は想像もしたことがない。
あの時の大ちゃんが副社長になっているとは……結び付くようで結び付かない。脳内は混乱している。
20年も会っていなければ、変わっていて当然だろうが、最後に見た姿が小学生だったからスーツがよく似合う大人の姿になっていて、戸惑うばかり。
あれから20年。
私も一応大人の女性に成長している。
だけど、副社長の中の私は同じように幼い姿で止まっていたようだ。
「俺も目の前にいるのが真帆だと信じられない気持ちもあるけど、もう二度と会えないと思っていた子に会えるのは嬉しいね」
「私も嬉しいです」
「うん……」
「本当に副社長が大ちゃんなんですか?」
「うん、そうだよ」
私を見つめる瞳はあの頃の優しい瞳と同じだ。身長が伸びて、体つきも細身ではあるけど、がっしりとした大人の男性。
白地にストライプ柄のワイシャツに紺とグレーのストライプのネクタイを締めている。私が知っている大ちゃんはいつもスポーツブランドのロゴが入ったTシャツを着ていた。
スーツを着る大人になった姿は想像もしたことがない。
あの時の大ちゃんが副社長になっているとは……結び付くようで結び付かない。脳内は混乱している。
20年も会っていなければ、変わっていて当然だろうが、最後に見た姿が小学生だったからスーツがよく似合う大人の姿になっていて、戸惑うばかり。
あれから20年。
私も一応大人の女性に成長している。
だけど、副社長の中の私は同じように幼い姿で止まっていたようだ。
「俺も目の前にいるのが真帆だと信じられない気持ちもあるけど、もう二度と会えないと思っていた子に会えるのは嬉しいね」
「私も嬉しいです」