限りない愛~甘い彼に心揺れて~
大ちゃんは笑いながら止めていた手を再び動かす。人に髪を拭いてもらうのは子供の時以来だ。


「真帆はやっぱりかわいいな」


彼はぼんやりと見上げる私の頬にキスをしてから、ドライヤーを渡してきた。


「乾かしたら、ベッドで待っていて。寝室も暖めてあるからね」

「うん……」


大ちゃんはドライヤーで乾かしている私の横でささっと服を脱いで、バスルームに入っていた。

思わずチラッと見てしまった……。後ろ姿だけど、しっかりとした肩幅に、引き締まった体……やばい。

赤面した私た適当に乾かして、ベッドルームに入る。言っていた通り、暖かいけれど、どうしようかな。

巻いたバスタオルは湿っているから、このままベッドに潜り込めない。違うバスタオルに換えてきたいけど、その時に大ちゃんが出てきたら困る。

いろいろと悩んだ末、毛布を巻いて待つことにした。ここで待つのは恥ずかしいけど、大ちゃんに早く触れたいし、触れられたい。


「お待たせ……って、なんで顔まで入っているの?」

「だって、恥ずかしいから」

「真帆、ちゃんと見せて」
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