限りない愛~甘い彼に心揺れて~
彼は恥ずかしがる私を気にすることなく、掛け布団も毛布も剥がして、目を細めてじっくりと全てを見る。

見られているだけで、体が火照ってきて、両手を彼に伸ばした。

そして、恥ずかしくて言えない言葉を口に出す。


「大ちゃん……来て……」

「なに、我慢出来ないの?」

「違う……見られるのが恥ずかしいから」

「俺はもうずっと我慢が出来ない。真帆、きれいだ……」


彼はゆっくりと私の体に触れていく。触れられた部分が熱を帯びていく。

私も我慢できなくなってきた。


「大ちゃん、大好き」

「俺も」


彼は甘いキスを体中に落とし、私はそのひとつひとつを敏感に反応した。

触れられて感じ、感じて触れる。優しく、時々激しく触れる彼が愛おしく、甘い声が洩れる。


「真帆、愛してる」

「私も……」

余裕のない顔で熱くなった体を私の中に沈めた。静かに雪が降る中、私たちは初めてひとつになった。


呼吸を整えながら、大ちゃんの胸に顔を寄せる。彼は私の髪を優しく何度も撫でていた。


「そうだ、忘れるとこだった」
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