限りない愛~甘い彼に心揺れて~
ユリナさんはチラリと大ちゃんに目を向けたが、淀みなくキッパリと答えた。大ちゃんは真っ直ぐ前を見て、ユリナさんの言葉に相槌を打つように小さく頷いた。
質問はまた外れていく。
「先日熱愛報道された方とお付き合いしていると考えていいのでしょうか?」
「その報道に関しては、事務所の方からコメントを出させていただいているとおりです」
このような関係のない質問に対しては答えなくてもいいので、司会者から注意が入るのだが、会見前にユリナさんがどんな質問でも答えたいと希望されたので、止めることなく続いていた。
「大人なので本人たちに任せていると言うコメントでしたが、お付き合いされているという認識でよろしいでしょうか?」
「はい」
「辻岡副社長にお聞きます。会社を統合されて、結婚相手を探しているという噂がありますが、順調に進んでいますか?」
「順調……まあ、そうですね」
質問が大ちゃんに向き、彼は苦笑しながら曖昧な答えを言う。芸能人でもない大ちゃんの結婚に興味を持たれてしまうのは、彼の外見からなのだろう。
質問はまた外れていく。
「先日熱愛報道された方とお付き合いしていると考えていいのでしょうか?」
「その報道に関しては、事務所の方からコメントを出させていただいているとおりです」
このような関係のない質問に対しては答えなくてもいいので、司会者から注意が入るのだが、会見前にユリナさんがどんな質問でも答えたいと希望されたので、止めることなく続いていた。
「大人なので本人たちに任せていると言うコメントでしたが、お付き合いされているという認識でよろしいでしょうか?」
「はい」
「辻岡副社長にお聞きます。会社を統合されて、結婚相手を探しているという噂がありますが、順調に進んでいますか?」
「順調……まあ、そうですね」
質問が大ちゃんに向き、彼は苦笑しながら曖昧な答えを言う。芸能人でもない大ちゃんの結婚に興味を持たれてしまうのは、彼の外見からなのだろう。