限りない愛~甘い彼に心揺れて~
「ねえ、副社長の相手って、どんな人なんだろう?」
「さあ?」
結局めぐみには副社長との関係を話していない。好きな人とうまくいっているとだけ話していて、どんな人かと聞かれてもはぐらかしていた。
だから、今も本当の答えが言えない。
大ちゃんは内緒にしなくてもいいとは言っていたが、豊川さんから副社長のお相手というだけで他の社員から嫌がらせとかされるかもしれないから、婚約発表するまで隠しておいた方がいいでしょうと言われた。
隠したことで、今度は大ちゃんがどこかのご令嬢と仲良く話していたとか食事をしていたとか根も葉もない噂が流れた。
噂のひとつひとつをいちいち気にしていたら身が持たないのは分かっているが、食事をしたというのは本当で私は拗ねた。
実際食事をしたのはふたりきりではなく、他にも人がいたそうだが。
大ちゃんは早く婚約発表したいのだが、なぜか三月にするようにと会長から指示が出ている。
会長は認めてくれてはいるが、もしかして他の人がいいと考え直して、家柄ともに合いそうな人を探しているのではないだろうか。
ふたりの気持ちが同じで、家族も認めてくれても時々不安になる。
「さあ?」
結局めぐみには副社長との関係を話していない。好きな人とうまくいっているとだけ話していて、どんな人かと聞かれてもはぐらかしていた。
だから、今も本当の答えが言えない。
大ちゃんは内緒にしなくてもいいとは言っていたが、豊川さんから副社長のお相手というだけで他の社員から嫌がらせとかされるかもしれないから、婚約発表するまで隠しておいた方がいいでしょうと言われた。
隠したことで、今度は大ちゃんがどこかのご令嬢と仲良く話していたとか食事をしていたとか根も葉もない噂が流れた。
噂のひとつひとつをいちいち気にしていたら身が持たないのは分かっているが、食事をしたというのは本当で私は拗ねた。
実際食事をしたのはふたりきりではなく、他にも人がいたそうだが。
大ちゃんは早く婚約発表したいのだが、なぜか三月にするようにと会長から指示が出ている。
会長は認めてくれてはいるが、もしかして他の人がいいと考え直して、家柄ともに合いそうな人を探しているのではないだろうか。
ふたりの気持ちが同じで、家族も認めてくれても時々不安になる。