限りない愛~甘い彼に心揺れて~
何に納得したのか聞かなくてもなんとなく想像できた。
でも、専務は多分勘違いしている。私と副社長が親密な関係になることは、あり得ないというのに。
「専務、もう行かれるんですか?」
「少し早いけど、会議前に営業部長に用があるからね。副社長、遅れないようにして」
専務は副社長の肩をポンポンと叩いて、入れ替わりにエレベーターに乗る。専務が乗るまでの間、秘書の方がエレベーターを止めて待っていた。
そういえば、まだ副社長の秘書を見たことがない。部屋で待機しているのだろう。
どんな人が秘書なのかなと思いながら、副社長室に入るがそこには誰もいなかった。
「時間がないから手短にしよう」
「はい。では、こちらをお受け取りください。私も目を通させていただきましたが、とても素敵に写っていましたよ」
「素敵に?」
見本誌を差し出すと副社長をそれを受け取るが、素敵という感想がお気に召さなかったのか、眉をピクッと動かした。
「えっと、かっこよく写っていますよ。副社長の魅力が伝わってくるというか」
「へー、真帆はそこ写っている俺をかっこいいと思ってくれるんだ?」
「はい、もちろんです」
でも、専務は多分勘違いしている。私と副社長が親密な関係になることは、あり得ないというのに。
「専務、もう行かれるんですか?」
「少し早いけど、会議前に営業部長に用があるからね。副社長、遅れないようにして」
専務は副社長の肩をポンポンと叩いて、入れ替わりにエレベーターに乗る。専務が乗るまでの間、秘書の方がエレベーターを止めて待っていた。
そういえば、まだ副社長の秘書を見たことがない。部屋で待機しているのだろう。
どんな人が秘書なのかなと思いながら、副社長室に入るがそこには誰もいなかった。
「時間がないから手短にしよう」
「はい。では、こちらをお受け取りください。私も目を通させていただきましたが、とても素敵に写っていましたよ」
「素敵に?」
見本誌を差し出すと副社長をそれを受け取るが、素敵という感想がお気に召さなかったのか、眉をピクッと動かした。
「えっと、かっこよく写っていますよ。副社長の魅力が伝わってくるというか」
「へー、真帆はそこ写っている俺をかっこいいと思ってくれるんだ?」
「はい、もちろんです」