限りない愛~甘い彼に心揺れて~
情熱の困惑
見てるだけなのにとても疲れた撮影を終えて、オフィスに戻り、パソコンを抱えて副社長室へ行く。
ノックをしたけど、返事がない。まだ副社長は戻っていないのかもしれない。
どうしようか、出直すかな。悩んでいると、エレベーターがこの階に到着した音が聞こえて、副社長かと思ったが、降りてきたのは専務だった。
「おや、宮坂さんじゃないの? どうしたの?」
「専務、お疲れ様です。副社長に呼ばれて来たんですけど、不在でして……」
「じゃあ、こっちにおいでよ。なんか貼り紙でもしておいて」
専務が副社長のドアを指差すと、秘書が「はい」と返事をする。素早く専務室から紙を持ってきて、副社長室に貼った。
『お姫様は専務室で預かっています』?
ええっ!
なに、それ?
貼り紙を読んだ私はビックリして、秘書を見る。彼は軽く会釈して、「どうぞ」と専務室のドアを開けた。
貼り紙をもう一度見てから、専務室に入る。あんなことを書いていいのだろうか……。
「そうだ。昨日ね、洸のかわいい写真が送られてきたんだよ。見て」
「はい、ぜひ見せてください」
ノックをしたけど、返事がない。まだ副社長は戻っていないのかもしれない。
どうしようか、出直すかな。悩んでいると、エレベーターがこの階に到着した音が聞こえて、副社長かと思ったが、降りてきたのは専務だった。
「おや、宮坂さんじゃないの? どうしたの?」
「専務、お疲れ様です。副社長に呼ばれて来たんですけど、不在でして……」
「じゃあ、こっちにおいでよ。なんか貼り紙でもしておいて」
専務が副社長のドアを指差すと、秘書が「はい」と返事をする。素早く専務室から紙を持ってきて、副社長室に貼った。
『お姫様は専務室で預かっています』?
ええっ!
なに、それ?
貼り紙を読んだ私はビックリして、秘書を見る。彼は軽く会釈して、「どうぞ」と専務室のドアを開けた。
貼り紙をもう一度見てから、専務室に入る。あんなことを書いていいのだろうか……。
「そうだ。昨日ね、洸のかわいい写真が送られてきたんだよ。見て」
「はい、ぜひ見せてください」